コーンウォールのメインルート、A30から入ったところにあります。しかし、問題は駐車場所のないこと。私が99年に訪れた際は脇道にこっそり駐車して見に行ってしまいましたが… 車さえ停めることができて、A30からBoscawen-noonという農場へ向かう道がわかれば、道は簡単にたどれます。地図は、近くに駐車することさえできればstreetmapの地図をプリントしていくだけでも問題ないと思います。秋口だったので、見通しのきかない生け垣の間をイバラや泥道と格闘しながら歩くのはけっこうしんどかったです…
このストーンサークルは夏の間は草や雑木に埋もれてしまうので、夏を避けて訪れるのが無難。サークルの名前も、"The House of elder tree"という意味です。
ここから下の写真は二度目（02年）に訪れた際のもの。こちらは広角レンズのついたデジカメで撮りました。この時は
Trelew Farmというこのサークル近くのＢ＆Ｂに泊まったので、牧草地をまっすぐ横切らせてもらうことができ、楽々でした。
一見日時計を思わせる、とてもきれいなサークルです。石の数は１９個。Merry Maidensなどと同じ数です。そのMerry Maidensなどともくらべてもまったく見劣りしないにも関わらず、訪れる一般の観光客はほとんどいません。日本ではＴＢＳの「日立 世界ふしぎ発見！」で数度登場したことがあるので、見覚えのある人もいるかも？ このサークルはいくつものレイラインが重複する、レイハンターやダウザーの人には有名すぎるくらい有名なパワースポットらしいですが、残念ながら私はパワーの類はまったく感じませんでした（本人がそれ系の事象にあまり興味ないせいもあるかも）。
また、このサークルの石はコーンウォールで普通にみかける花崗岩ですが、中の西南西の石のひとつだけが他とちがう、水晶を含んだ石です。５月１日の日の出を観測するためだと考えられているそうですが…
左側の写真は中心の立石です。傾いているのは、後世掘りかえされたせいだとか（なにも見つからなかったようですが）。石の根本にはお賽銭が置かれていました。
また、このすぐ近くのSW425281にはBlind Fiddler（盲目のバイオリン弾き）と呼ばれる謎めいた名前のメンヒルもあります。私たちは車の窓からその背の高い姿（３ｍ強！）をちらっと見ただけで、側へは行きませんでしたが…
右はTrelew Farmの犬。この農場には他にも二頭の犬がいましたが、この子だけがサークルへ歩いていく私たちについてきて、結局ずっとサークルまでお供してくれました。この農場に限らず、田舎のＢ＆Ｂはどこも犬を複数放し飼いにしてるとこが多い（そして牛の糞や泥だらけの足で客に遠慮なくじゃれついてくる）ので、自分のような犬好きはともかく、苦手な人は大変だろうなあと思います…